「説明」も、後手に回ると「言い訳」になる
from:歯科助手・入社3年目
ひだまり歯科医院では患者様への「説明」の時間を非常に大切にしています。
それは一方的に伝えるということではなく、患者様が理解・納得できるまで順序立ててお話をさせていただくということです。
先に言ってほしかった・・・
私がひだまり歯科に入社するもっと前に通っていた歯医者さんは全く説明のない先生だったのですが、治療で何度か通っているうち、突然、奥歯に銀歯がかぶさってしまったことがありました。
笑うと少し見えてしまうし、私はものすごくショックを受けました。「こんな治療をしていると知らなかった」「なんで銀歯になってしまったのか」というショックを先生に伝えたのですが
「虫歯が大きかったから大きく削ってかぶせ物をした」
「白いかぶせ物もあるが希望しないと思ったので銀歯にした」
と言われ、愕然としました・・・
当時の私は歯科の知識もなく、白いかぶせ物という選択肢があることも知らなかったし、歯が大きく削られてしまっていたこともショックでした。
全て終わった後でいくら話をしても納得できませんし、何より削った歯は戻ってきません。
もし、歯を削る前に同じ話をしてもらえていたら、まったく違う結末になっていたと思います。
先に話せば「説明」、後から話せば「言い訳」
同じ内容でも、先に話せば「説明」になりますが、後から話すと「言い訳」になってしまいます。
だからこそ、しかるべきタイミングで説明をして、事前にしっかりと患者様に情報提供する必要があるのです。
基本的に、何事も後回し・先延ばしにして良くなることはほとんどありません。説明を後回しにしているとしたら、それは単に医院側の都合で手間を省いてしまっている可能性があります。
失ったものは、そう簡単には取り戻すことはできません。歯も歯周組織も、信頼関係も。
良好な関係を築き、安心して患者様に体を預けていただけるよう、前もって説明をすること、患者様の理解度を確認しながら進めることが私たちに求められています。