「相手にどう伝わったか」が全て
from:歯科衛生士・入社3年目
私たちは日ごろから、家族・友人・スタッフ・患者様など、いろいろな人とコミュニケーションを取りながら生活しています。
いつも円満に過ごせていれば良いのですが、実際はうまくいくことばかりではありません。
先日、妹とこんなやり取りがありました。
私「冷凍庫にあったアイス食べた?期間限定のやつ」
妹「え?別にいいじゃん、また買ってくれば良いんでしょ!」
急に怒り出した妹に一瞬ポカンとしてしまったのですが、すぐに会話の中で大きなすれ違いが起きていることに気づきました。
私が見ていた景色と、妹が見ていた景色
さきほどの話、私は単に「美味しかったならまた買ってストックしておこう」と思って聞いただけだったのですが、
妹はおそらく、私が「アイス食べた?」と聞いた時点で
(((ヤベ、食べちゃいけなかったやつかな。。。ていうか、そんなに食べられたくなかったら先に言ってよ!!)))
という思考になっていたのだと思います。私が怒っていると思ってたんですね。
これってどちらも悪くなかったですし、すぐに誤解は解けたのですが、その瞬間は二人とも微妙な気持になってしまいました。。。
どうしたらすれ違いを防げたのか?
「そんなつもりじゃなかったのに…」ということって、日常の中に結構ありませんか?
職場でいうと、部下・上司・患者様など様々な立場の人とコミュニケーションが必要になります。
そんなつもりはないのに、キツく聞こえてしまったり、嫌味に受け取られてしまったり・・・小さなすれ違いが積み重なると、人間関係に影響が生まれたり、大きなトラブルにつながってしまいます。
すれ違いを防ぐためには、まず『相手への理解』を深めることが不可欠です。
例えば相手の立場、性格、考え方、今のテンションなどを理解すると、
・言葉のチョイス
・話しかけるタイミング
・声のトーン
・提案する内容
など、相手への適切なアプローチの仕方がそもそも変わってきます。「相手に届く」アプローチ方法が分かれば、すれ違いのリスクはかなり減るのではないでしょうか。
仕事をしていると「私はそんなつもりで言っていない」が通らない場面もあります。特に私たちは患者様の体を預かる仕事をしているので、言葉のチョイスによっては患者様を大きく傷つけてしまうこともあることを理解しておかなければなりません。
伝わったことが全て
しっかり考えて気持を伝えたとしても、実際に相手にどう伝わったかまでは分かりません。ではどうすればいいか?方法は簡単です。実際に「確認してみること」が一番の近道です。
「話を聞いてみて、どう思われました?」
「今日の話を踏まえて、今後できそうなことはありますか?」
あるいは、
「今日は○○の方法をお伝えしたかったんですが、しっかりお伝えしきれていない部分があるかもしれません。どう伝わったか、教えていただけますか?」
など、素直な気持ちを伝えるのもコミュニケーションの一つの方法かもしれません。
コミュニケーションを深め、信頼関係を築いていくためには、「相手にどうやって伝えるか」をしっかりと検討し、最終的に「相手がどう受け取ったか」まで、しっかりと確認していけると良いなと思います。