from:院長 高島



人が専門分野で成功するかどうか、第一人者になれるかどうかはそれに対して投資した時間によります。


どんなに優秀な歯科医師や歯科衛生士であっても、最初から何でもできたということはありません。

優秀な人というのは、下積み・修行の時代に、その仕事に必要な専門的な知識・テクニックを身に着けるために徹底的に時間をかけています。

「何かの分野で一番になりたい」

「他の人にはできない圧倒的なスキルを身に付けたい」

もし、そう思うのであれば、「自分の仕事に直結したスキル」を学ぶことに徹底的に時間をかける必要があります。

自分の今の知識・スキルよりも少し上のレベルのことに挑戦すること、そして実践をともなう学びであればより身につきやすくなります。



しかし、30代、40代あるいは若くして家族を持つと、学ぶための時間を確保するのは難しくなります。

若い人たちは、「時間」だけはたくさんあると思っているかもしれませんが、実際には思っているほど時間は残されていないもの。

若い時の時間はとても貴重です。

今のその時間を

遊びに使うのか

何かを学ぶこと、自分の成長のために使うのか

によって、その後のキャリアや人生に大きな差が出ることになります。

自分の今の知識・スキルよりも少し上のレベルのことに挑戦する、ということは当然失敗することもあります。

むしろたくさん失敗した方が学びも深くなります。

しかし、失敗が許されるのも若いうちだけです。

仕事をするうえで、年齢と経験を積むほどに失敗は許されにくい状況になってきます。

だから若い時、特に20代は、他の世代と比べると自分の好きなことに好きなだけ時間が使える時期ではありますが、できるだけ自分の学びや成長のために時間を使って欲しい、と思います。

好きなことを諦めたり犠牲にしないといけないかもしれませんが、それによって確保できた学びの時間は、必ずその人を大きく成長させ、他の人と大きな差を生みます。

将来的には時間や経済的な面でも自由を得られる可能性が高くなるのではないでしょうか。



時間さえかければ、誰でも知識やスキルを身につけることはできます。

でも、世の中にはそれを邪魔する誘惑がいっぱいあって、ほとんどの人がその「時間をかける」ということができていません。

ある程度までやってきたのに途中で諦めて、他の事にチャレンジする人もいます。

しかし、知識・テクニックをしっかり身につけて成長したいと思うのであれば、分野を絞って集中して学び、たくさん実践と失敗をして経験を積むことが必要です。

途中でやめてしまうとそれまでの時間が無駄になってしまいます。

だからこそ、計画的・意図的に時間を使うことを意識することが大切です。

私達は、時間が有限であることを忘れがちです。

若い人たちには時間を無駄にせず、自身の成長に時間を投資してほしいと思います。

これからの自分の時間、まずは明日の1日の時間を何に使うか?計画を立てて行動してみてはどうでしょうか?