from:院長 高島



私はテレビをあまり見ないのですが、たまたま見たテレビでANZEN漫才のみやぞんさんが発した言葉です。

これ、メチャメチャ深い言葉。

「テレビ見て良かった」

と久しぶりに思いました。

というのも、誰もがみな「機嫌」というものは自然発生するものだと思っている。

機嫌というのは、良い事があれば良くなるし、悪いことがあれば悪くなる。

みんなそう思っている。

しかし、みやぞんさんが言っているこの言葉が意図するのは、その逆のこと。

「良い事があっても悪いことがあっても関係ない。自分が機嫌が良かったり機嫌が悪かったりするのは、自分自身で判断して決めている事である」

彼はそう考えているのだと思う。

どんな人でも日によって機嫌の良しあしは当然あるものだけど、世の中には、自分の機嫌が悪いことを周りに悟らせて、無意識に周囲をコントロールしようとする人がいる。

機嫌が悪い様子を示すと、たいてい周りの人が気を使ってくれるので、本人としては不機嫌なほうが物事を進めやすくなるという理屈。

周囲の人々からすれば甚だ迷惑な話なんだけど、それが本人の中では勝手に成功体験のようになり、不機嫌な態度を示すことが常態化してクセになっている人も数多くいるんだよね。
不機嫌な態度を取ることで周囲をコントロールしている気持ちになり、得をしているつもりなのかもしれないけど、この態度を使えば使うほど、その人の信用度は確実に大きく下落していく。
どんな人でも不機嫌になるときはある。

だけど、周りの人々はしっかりとその行いを観察していて、忘れることはあまりない。

「あの人はすぐに機嫌が悪くなる面倒な人だ」

というレッテルを周りの人から貼られてしまう。

自分の“機嫌”を自分で取ることができない人は信用をなくし、最終的に周囲から嫌われてしまうということを、不機嫌なときこそ忘れずにいたいものです。
このことが理解できれば、ある程度は、自分の機嫌を自分でコントロールできるようになる。

「自分の機嫌は自分で取る。人に取ってもらおうとしない」

あなたは、自分の機嫌を他人に支配されてないだろうか?